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Kazuo Ohno obituary Antony Hegarty -2010/06/08


Antony Hegarty が追悼文を載せたアドレスを知らせてきました。
http://www.guardian.co.uk/stage/2010/jun/07/kazuo-ohno-obituary
写真は1977年のラ・アルヘンチーナ頌の大野先生
CDジャケットの表紙として使用しています。


追悼文 志賀信夫 -2010/06/04


追悼文
「大野さん」
1977年、第一生命ホールの2階席から、その姿を見ていた。バッハの『トッカータとフーガ』の重厚なパイプオルガンの音が響くなか、客席から異形の存在が立ち上がる。白塗りに化粧、つけ睫、紅を差し大きな帽子にマントの老婆のような人。媚を見せながら静かに舞台に上がっていく。すると倒れ臥して暗転。しばらくして、シュミーズのような明るい色のワンピースの華奢な少女が、恥じらいながら起き上がる。
下手からピアノとともに運ばれた男性は黒いパンツ、裸の上半身をピアノに預け、ピアノがバッハの『平均律』を奏ではじめると、両腕を左右に開き、磔刑のキリストにも思える姿で、流れるピアノの音の中に浮かび上がる。
気がつくと、涙がこぼれていた。なぜ泣くのか、自分でもわからない。しかし確実に何かに触れていた。それは一つには真の芸術であり、おそらく大野一雄その人とその心だった。
そのときから僕は大野一雄を追い続けている。代表的な舞台はほとんど見続け、20年近くたって、関わっていた雑誌でインタビューをしようと決心した。そして初めて上星川のお宅に伺ったとき、わざわざ坂の下まで迎えに来てくださった。足が悪いのに。さらに、あの77年の『ラ・アルヘンチーナ頌』のビデオを自らダビングして準備してくださっていた。
インタビューを始めた2時から気がついたら8時すぎ、時に踊りを交えて話す大野さん。そして奥さんと3人でカレーを食べて、スタジオで衣裳を見ながらまた話す。尽きない。それからアトリエ公演などに伺うようになった。
そして僕は、このインタビューから舞踏、ダンスについて次第に文章を書くようになって、いまに至るのだった。
だが、大野一雄の踊りの魅力について、まだ書ききれない。というか、わからないのだ。なぜ、すごいと感じるのか、なぜ泣くのか。
そして今日は、それとは異なる涙を流し続けている。あの暖かい掌の感触を感じながら。
           合掌
    志賀信夫


印された大野一雄 1997〜2007年に制作された版、絵、画、型取 -2007/06/30


渡辺晃一さんが「印された大野一雄 1997〜2007年に制作された版、絵、画、型取り、写真 」というタイトルの個展を開催します。福島市の「ギャラリー・ブラっと」と「三桜社画廊」の同時期開催です。
ギャラリー・ブラっとでは、大野一雄先生の版、型取り、写真を中心に、三桜社画廊では、絵画作品を中心に展示します。
(詳細は、http://wa-art.com/koichi/ex2007.html#4 です)
■日時:2007/6/30〜2007/7/8
12:00〜17:30 ( 最終日16:00 )火曜休 入場料:300円
■場所:アクティ大町 ギャラリー・ブラっと
〒960-8041 福島県福島市大町7-25
アクティ大町ビル1階
TEL:024-521-028 1
■日時:2007/6/30〜2007/7/8
10:00〜18:00 ( 最終日17:00 )月曜休
■場所:三桜社画廊
福島県福島市栄町10-4 博向堂ビル3F
TEL:024-521-0057



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